本提案では、力学物性が大きく異なり(ヤング率では4-5桁の違い)、脆性材料・延性材料、結晶材料・非晶質材料を含むバラエティー豊かな異種材料群に統一的に適用可能な、"柔"と"剛"の不均質構造により材料物性のトレードオフを超越する材料設計原理を確立します。均質材料では剛(硬さや強度)と柔(しなやかさ)はトレードオフにありますが、本領域では「柔よく剛を助く」不均質構造の設計原理により、トレードオフを超越した材料群(超越材料)を開拓します。それら成果を取りまとめ、金属、高分子、セラミックスなどあらゆる固体材料に共通する、強くてしなやかな理想的構造材料を実現するための新しい材料設計学を構成します。
[研究期間 2024年度~2026年度 領域番号:24B207,課題番号:24H00844(総括班),24H00845~8(計画班)]